子育て情報『化粧は超苦手!職場はトラブルだらけ。アスペルガーでADHDな私がみつけた、生き抜くための対処法とは?』

化粧は超苦手!職場はトラブルだらけ。アスペルガーでADHDな私がみつけた、生き抜くための対処法とは?

2018年7月10日 11:00
 


メイクができない!過敏さのために、化粧品の匂いも塗るのもイヤだった…

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132113254

子どものころから化粧品や香水の人工的な香りが大嫌い。べったりとメイクした大人を見て「気持ち悪い」と思っていました。そんな私は周りの友達がメイクする年ごろになっても全くメイクに興味を持たず、口紅一本すら持っていない始末。

だけど、就活が始まってまもなく「面接にすっぴんで行ってはいけない」ということを知ったのです。メイクをすることが礼儀だなんて、知らなかった!…まさかの社会常識に直面です。

メイクの基礎すら知らなかった私は慌てました。「基礎化粧って何?」「ファンデーションって?」という初心者以下のレベルだったので、慌てて実家に帰り、母親に最低限の化粧の仕方を習い、ついでに化粧品をもらってきたのでした。

今では無香料の化粧品も増えましたが、嗅覚過敏だけでなく感覚過敏もある私は皮膚の上に何かを塗りつけるという感覚がとても不快です。マスクを貼りつけられて息がしにくいような感覚になるんですよね。だから、アラフィフになった今でも必要がないとメイクはしていません。「顔色が悪く見えるな~」というときは色つきリップを使ってしのいでいます。

メイクの仕方からして?マークだった私。20年以上かけて、なんとか私でもできる方法を編み出してきました。

その方法とは…
■化粧水、乳液のあとにフェイスパウダーをブラシでさっと塗る。化粧直しは脂取り紙で優しく押さえてフェイスパウダーを塗り直すだけ。簡単だし、圧迫感はかなりマシでした。

■口紅は、化粧品売り場で「肌が弱くてメイクができないけれど、ノーメイクでも浮かない口紅はありますか?」と聞いてみる。フルメイクと超簡単メイクでは似合う口紅の色は全然違います。プロに聞くと肌色を見てアドバイスしてくれるので安心。

■口紅もちょっと…という場合は色つきリップがおすすめ。気軽につけることができるので私も愛用しています。

メイクを忘れて出勤してしまった!そんな時のためにバッグに色付きリップは常に入れておくのがおすすめ。最低限口紅や色付きリップをつけているだけでもノーメイクとは全然印象が違います。■最初に上司や周りの人たちに「アレルギーがあるのでメイクができないんです」と説明する。これはけっこう納得してくれやすい一言。感覚過敏のためなのですから嘘ではないと思います。


TPOに合わせた服装が分からない

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スカートは大嫌い、女の子らしいフワフワした服装には関心がないし流行を追いかけることは恥とすら思っていた私。みんなと同じことをするのが嫌だったのです。そもそも「人からどう見えるか」ということに関心が薄かったですし、体を締めつけられる感覚が嫌だったので、自分の好きなジーンズにTシャツやトレーナーといった楽な服装ばかりしていました。

大学を卒業するまでフォーマルな服装は親任せ。私服の高校へ進学するまでは普段着も親任せだった私は服装を選ぶセンスは壊滅的。TPOに合わせた服装をすることもできませんでした。

就活のときも周りの人たちが紺のリクルートスーツに身を包む中、一人持ち合わせのスーツで行って浮いていました。よく採用してくれる会社があったなと今振り返ると思うくらいです。

就職するときにそんな私を心配した親に仕事向きの服を何着も買ってもらったのですが、それでも着回し方も分からず困っていました。

そんな私も、今はTPOを踏まえつつ、自分が辛くならない服装のバランスを取れるようになってきました。

そのポイントとは…
■新しい職場では初日はスーツで様子見。同じ立場の人(正社員、アルバイト、派遣社員などによって服装も変わってくるので)がどんな服装をしているのか観察する。そして少しずつ合わせていく。

■黒のキレイめなパンツorスカートに、襟つきの無地ブラウスは最強の無難アイテム。(白ブラウスは必須です)

■仕事用の服を買いに行くときは、店員さんに「仕事に着ていく服を探している」と相談する。プロのアドバイスは的確ですし私は何度も助けられました。

■ファッションセンスを勉強するには実際に洋服売り場に足を運ぶのが一番。いろいろな店のマネキンを見て回るだけでも参考になる。ちなみに私は、ファッションコーディネートの方法をなじみの美容師さんからすべて教わりました。相談できる同年代の友達がいなかったので…。


職場での人間関係につまずきがち…どうして「みんな」は器用に立ち回れるの?

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社会人になって、みんなが本音と建て前を使い分けて上手に立ち回ることを目の前にして驚きました。休憩時間には「こんな会社なんて…、あの上司は…、あの子は…」とさんざん悪口を言っていたのが嘘のように器用にそつなく立ち回る様は、私にとって驚きとともに誰を信じたらいいのか混乱させるものでした。

不器用で自分の気持ちに正直な私は自分が認めた人しか尊敬できないし、気持ちがないとフリでも媚びることはできません。そして自分の感情がそのまま顔に出てしまうので(ポーカーフェイスができない)、周りの人に生意気だと思われたり、お客様を怒らせてしまったこともありました。

人間関係でつまずき、仕事が続けられなかったこともある私。そんな私が勤められた職場には次のような共通点がありました。

■同じ業務をする人がいない職場。自分のペースで作業を進めていくことができる。

■小規模(10人以下くらい)で、私以外の女性従業員はもう一人だけ。サバサバした人で「お昼はお互い好きに過ごそう」と提案してくれた。よけいな気を遣わず仕事に集中できたので精神的にとても楽だった。

■大学の秘書。研究室に秘書は一人だったので人間関係が楽な上、仕事場は教授室で独立スペースを与えられていたので人目も気にならない。先生方や事務部門とのやり取りもメールが中心だったので、視覚情報優位な自分にとって理解しやすかった。

■一人派遣の短期案件。人間関係を築く必要がなく気を遣わずに済む。

女子トークは苦手だったので、 最初から昼休みになると一人で出かけるようにしていました。 自然豊かな公園でお弁当を広げたり、ランチがおいしい店を開拓したり、雑貨屋さんを巡ったりと一人時間を満喫。気分転換にもなるし、いろいろ発見もあってとても楽しく過ごすことができます。今だったらSNSに投稿して楽しんだりしていたかもしれません。

最初から「ランチタイムは一人で過ごしたいタイプ」だとアピールしておくのがコツ。会社の人たちも「あの人はそういう人だ」と思ってくれるので、特に何も言われることもなく快適でした。


自分の特性を知り、必要な対策を。合う職場を選び取れる力を持って

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メイクが苦手だったり、TPOに合わせた服装ができないといった特性は、克服するというよりも、いろいろな人の知恵を借りてうまくカバーしていくのがおすすめです。今は女性の発達障害にスポットを当てた本も出ていますので、そういった本でヒントをつかんでいくのもいいと思います。SNSでの情報交換が盛んなので検索してみるといいかもしれません。

なにより大切なのは職場選びです。私は42歳で診断されるまで自分が発達障害とは全く気づきませんでした。発達障害がほとんど認知されていない時代に社会人になったため、「自分はどうしてこんなに何もかもうまくいかないのだろう」と悩み続けるしかなく、自分の特性に合わせた職場を選ぶこともできませんでした。

適応できないのに無理して頑張り続けては挫折しすることを繰り返すと、心がぽっきりと折れてしまう日がくるかもしれません。自分の特性を理解したうえで、快適に働けそうな職種・職場環境を選ぶことが大切だと、今はしみじみ思っています。

発達障害のある女性が、幸せに働くことができますように。

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