子育て情報『「平成30年7月豪雨」、発達障害のある子への避難所での配慮ポイントまとめ』

2018年7月12日 15:50

「平成30年7月豪雨」、発達障害のある子への避難所での配慮ポイントまとめ

ぜひ参考にしてみてください。

「平成30年7月豪雨」、発達障害のある子への避難所での配慮ポイントまとめの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10165000025

特定の食べ物しか食べられない方やアレルギーのある方のために、避難所で支給する食べ物の配慮が必要です。避難所を運営する方は、食べ物への配慮が必要な方がいないか、ご本人やご家族に事前に確認すると良いでしょう。これから避難所に食料を送られる方は食材や成分のリストを添えるといったことも心がけましょう。

また、どんな食べ物かわからない時は不安が大きくなり、食べられないことがあります。パンは袋から出して、飲み物はコップに注いで、実物が見える状態で渡すことで安心して食べられることもあります。

発達障害のある子どものなかには、長時間立って並ぶことや、順番を守ることが難しい子もいます。列に並んでの物資の受け取りが難しい子どもやその家族に対しては、直接手渡しをすることをおすすめします。


また、発達障害のある子どものなかには、指示の内容が理解できない、困っていることが伝えられない、人とコミュニケーションをとるのが困難な子もいます。

そのような手助けが必要な子に対しては、一斉のアナウンスだけでなく個別に声掛けをしましょう。

トイレやお風呂に強いこだわりがあり、みんなと同じ環境での排便や入浴が難しい子どももいます。簡易式トイレや洋式便座を用意する、入浴の際は付き添いの方がつく、など安心してトイレやお風呂に行けるような配慮すると良いでしょう。

それでも、トイレに行けないという方のために大人用のおむつを避難所で用意しておくこともおすすめです。

発達障害の特性があること、配慮やサポートが必要であることがわかりにくく、周囲の人に誤解されてしまう可能性があるかもしれません。どんな配慮や理解が必要か、周りに知らせるかどうかなどを本人や家族と相談した上で、周囲の人に理解を広げることも大切です。

LITALICO発達ナビでは、災害時に避難所等で過ごす、発達が気になるお子さんの保護者さまや周囲の方々へ向け、避難所等でサポートが必要なお子さまの存在を知らせる「ヘルプマーク」を作成し、以下のリンクに設置しました(東京都申請済)。
避難所での掲示などにぜひ、プリントしてご活用ください。

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Upload By 発達ナビ編集部

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お絵かき道具、本、音楽プレイヤー、ゲームなどお子さんが楽しめるものを用意できれば、不安やパニックを緩和しやすくなります。

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