子育て情報『「社会の日常」が破壊されている今、ASDの宇樹が試している生活習慣、セルフケア』

2020年4月18日 08:00

「社会の日常」が破壊されている今、ASDの宇樹が試している生活習慣、セルフケア

しかし、今の私たちが意識すべきなのは、おそらくは「きょう一日」、長くてもせいぜい「きのう、きょう、あした」の三日間ぐらいの時間軸ではないでしょうか。逆にいえば、それ以上の時間軸のことはあまり考える必要がありません。なぜなら、事態はあまりに刻一刻と変わっていっており、一週間や一ヶ月あとに、何がどうなっているかもわからないからです。

とはいっても、ここ一ヶ月の日用品の家庭での在庫のことについて考えたり、この半年にかかわる経済的支援についての情報収集をしておくことは必要かもしれませんよね。ここで私が強調したいのは、「社会のありかた自体が大きく変わったのだから、以前どおりの生活習慣を続けなければと気負う必要はまったくない」ということです。

たとえば……

「子どもの生きやすさを考えて、苦手なママ友づきあいを我慢して続けてきたけど、まあいいや。きょう一日、私たち家族が健康で乗り切れればいい」

「一日一回、誰かを笑わせられたら万事OK」

「よりよい仕事をするためにと資格の勉強をしてきたけれど、とりあえず諦めてしまおう。きょうもあしたも、私が家族のために元気な自分でいられればいい」

「昨日よりもきょうはすっきり起きられたから100点」

こんな感じで乗り切ってみてはどうでしょうか。



質の良い睡眠をとるために全力を注ぐ

常にできるだけ質の良い睡眠がとれるような工夫もしています。

精神的なストレスがかかると睡眠の質が低下しがちです。ストレスによって質の悪い睡眠が続くと、今度は身体の調子が悪くなります。睡眠で疲れが回復できなくなると抵抗力も落ちるでしょうから、「良い睡眠のためには死んでもいい」ぐらいの気持ちで生活しています(笑)。

常に主治医と連携し、ていねいに薬の調整をしています。

私は今回、初めて睡眠導入剤を処方してもらいました。この睡眠導入剤がよく合っているのもあって、毎晩かなり熟睡できています。自分で睡眠導入剤の種類について調べ、依存のリスクが少なくて自然な眠気を促してくれる、新しいタイプの睡眠導入剤を選んだので、安心できています。
日中は、漢方内科医から処方してもらった、不安によく効く漢方薬と、主治医から処方してもらった、てんかんや双極性障害の治療にも使われる薬を追加しています。

よく眠るためには、夜になったらタイミングよく脳みそのスイッチがオフになってくれることが必要です。

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