子育て情報『かんしゃく・パニックは予防が9割!?修羅場の回避には「3大危険地帯」の心得を...』

2020年10月19日 09:00

かんしゃく・パニックは予防が9割!?修羅場の回避には「3大危険地帯」の心得を...

これ自体は「感受性の豊かさ」の現れでもあるので、決して悪いことではありません。でも、過剰な情報が引き金となって、「怖い」「気持ち悪い」などの強くネガティブな感情が呼び起こされると、その場で座り込むことも……。

でも、感覚的な不安感や嫌悪感も「理屈じゃない」ので、説得のしようがありません(大人だって「生理的に無理!」ってこともあるでしょう)。

ですので、もし急に子どもがテコでも動かなくなったら、「何か、感覚的にすごく苦手なモノがあるのかな?」と、周りをよく観察するとヒントが見えてきます。そして、次からは、予めそれを回避するか自衛の工夫をすれば、無事に済むこと、多少マシになることも多いのです。

例えば、うちの次男は小さな頃、聴覚過敏がありました。当時、彼は大好きな歴代ライダー大集合の特撮映画のために、人生初の映画館に果敢に挑戦しましたが、迫力満点の音響に顔面蒼白でフリーズし、敢えなく母と無念の途中退場。どんなに大好きなことでも、無理なものは無理だったのです(この時の落ち込みようと言ったら……)。


その数年後。次男は、今度は戦闘シーン満載のロボット・バトルの映画で再チャレンジ。丸腰で挑んだ前回の反省を活かし、「おれ、イヤーマフ持ってく」と自ら戦闘準備。派手な爆発音が続くところだけ装備し、ドヤ顔で無事ミッション完了致しました。

「理屈じゃないこと」は、回避や自衛の工夫で、本人の負担感や失敗体験を減らすことができるでしょう。
かんしゃく・パニックは予防が9割!?修羅場の回避には「3大危険地帯」の心得を...の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132105603

子どもは人生経験自体が少なく、ましてや、先のことの見通しや、いつもと違うこと、臨機応変な対応が苦手な子は尚更、目の前で「予測のつかないこと」に遭遇すると頭の中が真っ白になり、言葉でそれを大人に上手に伝えられずに、ただ「泣き叫ぶ」しかできないこともあります。

そこにあるハズのものがなかったり、ないハズのものがあったり、できるハズのことができなかったり、人生で初めて未知の物体Xに遭遇したり……「こんなの、知らないよ!聞いてないよ!!」って、大混乱なのです。

子どもに降りかかる全ての災難を予測できずとも、台風の進路予想図のように、事前にある程度の「心の準備」が可能な場合も結構あります。
その際、

「こういう可能性もあるけど、それでもいい?」

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