子育て情報『発達が気になる子どもの通院から帰宅までをサポート!診察や治療を嫌がる子どもの心の準備を促せる「心理的プレパレーション」を解説』

2021年12月28日 14:15

発達が気になる子どもの通院から帰宅までをサポート!診察や治療を嫌がる子どもの心の準備を促せる「心理的プレパレーション」を解説

いくつかプレパレーションの具体例を紹介します。

まずはどこで受けるのか(病室か処置室か)実際部屋を見せたり、パペットやぬいぐるみを使ってどのようにするのか(どのような姿勢で受けるのか、お母さんに抱っこしてもらうのかなど)、腕のどこに刺すのか、どのような感覚か(アルコールで拭くとヒヤッとする、刺すときチクっとするなど)、 どのようなスタイルでするのか(寝るのか、お母さんに抱っこしてもらうのかなど)を順を追って視覚的に説明します。そして、子どもにしてほしいこと(泣いてもいいけど、このときは手を動かさないでね、など)も伝えます。

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https://naito-design.com/ndi_products/prepachan
参考:プレパレーション人形『プレパちゃん』

監修:田中恭子
国立研究開発法人 国立成育医療研究センター こころの診療部児童・思春期リエゾン診療科
製造・販売:㈱内藤デザイン研究所

CTやMRIを受ける前の点滴や服薬で眠くなること、機械までの移動(抱っこかストレッチャーで寝て行くか)、実際の撮影時に経験すること(ゴンゴン音がする、機械が動く、赤い点が動くなど)、子どもに協力してほしいこと(検査が終わるまでご飯が食べられないこと、「終わりだよ」と言うまでじっとしていてほしいことなど)を、子どもの気持ちに寄り添いながら説明します。このとき、CTやMRIのミニチュアモデルと小さな人形を使って視覚的に説明すると効果的です。

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http://www.horiuchiwoodcraft.com/jp/pg15.html
参考:ぷれぱらウッド

吸入中、子どもがじっと座っているのは難しいもの。また、吸入器を当てるのを嫌がる子どもも少なくありません。事前に吸入器具を口に当てる練習をしたり、ぬいぐるみに吸入器を当てて「何分間だよ」と実際にかかる時間を体感します。吸入器にキャラクターを飾るなどの工夫をしている病院もあるようです。こうしたプレパレーションを行うことで、吸入を受け入れるようになるだけでなく、ゆくゆくは自分でできるようになっていきます。

手術室は特殊な環境で、子どもの緊張や不安が高まってしまうため、手術室入室体験を行う病院もあります。
手術前の麻酔や酸素投与でマスクを使うこと、点滴やチューブが入ること、子どもに協力してほしいことを、実際使う器具やプレイモービル(実際の手術室の模型)

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