子育て情報『子どもの睡眠障害とは?自閉症・ADHDなど発達障害との関係はあるの?症状・対処法まとめ』

2016年9月5日 19:00

子どもの睡眠障害とは?自閉症・ADHDなど発達障害との関係はあるの?症状・対処法まとめ

子どもの眠りについて気がかりなことがあったら、まずは抱え込まずにかかりつけの小児科や地域の保健センターに相談しましょう。専門機関や対処を教えてくれるでしょう。乳幼児期は子どもの心身が発達する大事な時期ですので、早めに対処することが重要です。

医療機関で行われる代表的な治療法をご紹介します。

子どもの睡眠障害の場合、親の生活習慣の影響を受けやすいので、家族全体の生活習慣を見直したり、夜泣きへのかかわり方などについての指導したりといった、行動療法的なアプローチが特に有効です。まずは睡眠に関する知識を正し、睡眠環境や生活リズムを整えることで適切な睡眠が得られるようにします。睡眠リズムを記録する睡眠表をつけることもあります。

子どもの薬物治療については、医師による治療方針やケースにもよりますが、生体リズムの改善のため、メラトニンやドーパミンを薬で調整する治療法があります。
また、緊張や不安が原因の場合、それを和らげるための薬が処方されることもあります。

いずれにしても薬物治療を行う際には主治医と相談の上、用法や用量を守って進めることが重要です。

朝に強い光を浴びることで体内時計がリセットされる仕組みを使い、朝、身体の中心部の体温が上昇し始める時間に、人工的に作った5000ルクス以上の明るい光を浴びる治療法です。睡眠障害が生活指導や薬で改善しない場合などにまれに行われますが、1か月以上の入院が必要となることもあります。


睡眠の改善が発達や生活によい影響をもたらします

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=30701000525

睡眠障害は家族も本人もつらい問題ですが、生活習慣や環境の改善などで劇的によくなることもあります。「寝る子は育つ」ともいいますが、子どもにとってよい睡眠は成長・発達にかかせないもの。

睡眠に問題があると感じたら早期に対処法を考え、ときに病院などに相談し、一緒に改善していく方法を探しましょう。

http://www.jssr.jp/data/pdf/suiminyaku-guideline.pdf
参考:睡眠薬の適正な使⽤と休薬のための診療ガイドライン|日本睡眠学会HP

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