子育て情報『不正出血の原因を解説!腹痛を伴うことも? 鮮血が出ると危険?』

2023年10月6日 00:00

不正出血の原因を解説!腹痛を伴うことも? 鮮血が出ると危険?

不正出血の原因と種類

目次

・不正出血の原因と種類
・不正出血は腹痛や腰痛を伴う?
・不正出血では鮮血が出る?茶色いことも?
・不正出血で妊娠がわかる?妊娠中の出血の原因は?
・不正出血は生理とどう違う?
・不正出血が起こる可能性がある病気
・不正出血は更年期と関係ある?
・不正出血の悩みを抱え込まないで
不正出血の原因を解説!腹痛を伴うことも? 鮮血が出ると危険?


生理でないのに性器から出血してしまうことをまとめて「不正出血」といいます。不正出血が起こるとおりものに鮮血や茶色い血液が混ざって出てくることがあるでしょう。不正出血はどうして起こるのでしょうか。

ホルモンバランスの乱れ(機能性出血)

不正出血の原因の中でも誰にでも起こりやすいのが、ホルモンバランスの乱れです。生理周期はエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの働きによって保たれているため、両者のバランスが崩れてしまうと生理周期が乱れ、不正出血が起こりやすくなると考えられます。

ホルモンバランスはストレスや生活習慣の影響を受けるため、ちょっとした身体の不調が原因でホルモンバランスが崩れて不正出血が起こってしまうかもしれません。こうしたホルモンバランスの乱れによる不正出血を「機能性出血」と呼びます。ピルを服用しているときにも体内の女性ホルモンの量が変化することで機能性出血が起こる可能性があるでしょう。


子宮や腟の病気(器質性出血)

子宮がんや腟の炎症といった婦人科系の病気が原因で不正出血が起こる場合があり、病気を原因とする不正出血のことを「器質性出血」と呼びます。不正出血以外にも痛みやおりものの変化など特徴的な症状がある病気が多いため、病気を早期に発見するためには、不正出血が起こったときにそのほかの症状も同時に確認するように心がけることが大切です。

生理の中間に起こる「中間期出血」(排卵出血)

生理が終わると卵巣の中で卵胞が育ち、生理と生理のおよそ中間にある「排卵期」には卵胞から卵子が飛び出します(排卵)。排卵期には女性ホルモンの分泌量が大きく変化するため、一時的に子宮内膜を保てなくなって出血してしまう場合や、小さく傷がついた卵巣からの出血が体外に出て不正出血となる可能性があります。

この出血を「中間期出血(排卵出血)」と呼び、プロゲステロンの分泌量が増加することで自然と収まります。排卵日付近に少量の出血があり、鮮血や茶色い血液がおりものに混ざって出てきたとしても、しばらく様子を見て収まるようなら心配する必要はないでしょう。

妊娠にかかわるもの(着床出血、おしるし、流産)
不正出血の中には妊娠にかかわるものもあり、不正出血に気づくことで受精卵の着床や出産の兆候を知ることができる可能性があります。

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