あなたは知ってる?子どもが自発的に勉強するようになる方法
小学校中学年以上のお子さんがいらっしゃるご家庭では、学校での学習の難易度が高くなるにつれ、わが子の成績の善し悪しが気にかかるようになるのではないでしょうか。
「うちの子、もしかして頭が良くない?」
一抹の不安からこのままではいけないと思いつつ、どうしたらいいか分からない。
テストで散々な点数を取ってきたわが子につい厳しく怒ってしまうという話はよく耳にします。
●親が怒っても、やる気が出ることはまずない
ご自身が子どもだった頃を思い出してみてください。
親や学校の先生に成績の事で怒られ、嫌な気持ちになった後「よし、勉強やるぞ!」とは思わなかったのではないでしょうか?
さらに怒られ続けることによってお子さんが、「どうせ自分はバカだから」と卑屈な考え方になっていく危険性があります。
ある有名なプロ家庭教師が書いた本で読んだのですが、「子どものやる気を失わせるような親の関わり方を変える だけで、成績は上向く」とのことでした。
では具体的にどう関わるのが正解なのでしょうか?
●ポイント①命令形では効果薄!褒めるタイミングを見逃さず、親の気持ちを伝えて
学校の成績が悪いわが子に、せめて宿題くらいは毎日きちんとやってほしいと思うママの気持ちはよく分かります。
しかし、「宿題しなさい!」と命令口調で言うのはよくありません。
子どもには、「承認欲求」があり、自分を認めて欲しいと思っています。
ですから、まずは①お子さんの日頃の行動をしっかり見ていく ことから始めましょう。
そして自主的に机に向かった時を見逃さず、②「自分から宿題をした」という1点をしっかり褒めて あげてください。
その時、③「お母さん、あなたが自分から宿題をやってくれて本当に嬉しい。」と母の気持ちを一緒に伝える ことがポイントです。
自分のしたことを認められたことは、嬉しい記憶としてお子さんの中にしっかり残ります。
時間は少しかかるかもしれませんが、お子さんは良い行動を繰り返して「また親に認めてもらいたい」という方向に向かうはずです。
●ポイント②「勉強のやり方が分からない」という悩みにどう向き合うか
株式会社ベネッセホールディングスが2014年に行った「小中学生の学びに関する実態調査」によりますと、小学生の「学習上の悩み」の項目に挙げられた回答に「上手な勉強のやり方が分からない」