子育て情報『仲間からの暴言があるうえ試合に出られない5年生。移籍したほうがいいのか問題』

2021年1月27日 16:44

仲間からの暴言があるうえ試合に出られない5年生。移籍したほうがいいのか問題

子どもが何かに取り組む際のモチベーションに、「外発的動機付け」「内発的動機付け」があります。外発的動機付けは、親に言われたり、コーチに「こうやれ」と命令されること。内発的動機付けは、自分から「こうしよう」「こうしたい」と考えたものです。いわずもがなですが、内発的な動機付けのほうが、子どもは大きく成長します。

息子さんのサッカーは「他人事」だと心得ましょう。

彼がサッカーを大好きになれる環境はどんなものか。

そんな提案をして、本人に選ばせることが重要です。そして、少しずつでいいので自分でさまざまなことを選べる人間にする。
それがお母さんの役目だと思います。

■子どもの不安で親が一緒に溺れないように

仲間からの暴言があるうえ試合に出られない5年生。移籍したほうがいいのか問題

(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

最後になりますが、前回の連載はきっと参考になると思います。

『努力しないのに根拠のない自信だけはある息子に手を焼いてます問題』

わが子の不安の海で、親が一緒に溺れないようにしてください。

不安と戦う息子さんに「どうしたら楽しくサッカーができるか考えよう」と誘ってあげてください。


仲間からの暴言があるうえ試合に出られない5年生。移籍したほうがいいのか問題
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。
指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。

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