2021年3月23日 18:21
親のストレスNo.1、少年サッカーのお当番、保護者づきあいをラクにするカドを立てない「お願い」「お断り」方法とは
イラっとして返した言葉で雰囲気が悪くなったり、ご自分が嫌な思いをするより、今回ご紹介したような、カドの立たないお願い、お断りの「スキル」を身につけて、チームの保護者、指導者とうまく付き合っていくことも、
保護者間のやり取りは、1対1にするとプライベートな話になりがちなので、対面でもLINEでも全体に対して行うのが良いのだそうです。1対1ではカドが立ちがちな内容でも、全員に周知するというスタンスにするともめ事にならないからなのだとか。
例えば送迎の際に車内マナーの改善をお願いしたいとき、メールやチームのSNSで伝える際に「すごく汚されて迷惑だという意見があります」と書いてしまうと、言っているのは誰か、汚しているのはどの子なのかと犯人捜しが始まってしまいますよね。
そんな時は、誰かが言い出したからではなく「いつも送迎してくださる方に迷惑が掛からないように、車内マナーを徹底しましょう」、「こういう経緯でこのルールができました」と説明をするのではなく、ルールだけをバンと提示したほうが収まりやすいのだそう。
「ルール○か条」などとして「車に乗るときは靴の汚れをはらう」「乗車時はよろしくお願いします」「降車時はありがとうございます」など、送迎時のルールを決めて子どもたちに徹底してしまったほうが問題も起きにくくなるのだそうです。
「コロナの自粛もそうですが、日本人は個別に言われるとイヤなのにルールには従う傾向にあります。気になることを個別に注意するのではなく、全体のルールとして提示するといいですね」と渡辺さんは言います。
ルールは感情を乗せずに文書化して渡したり、無機質にルールだけをLINEで流すのも保護者間の付き合いをうまくやる方法なのだと教えてくれました。
「子どものサッカー」という共通項で知り合った、年齢も育ってきた環境も違う人たちとのつきあいは、学校や職場のつきあいとも異なりストレスを感じることもあるかと思います。
イラっとして返した言葉で雰囲気が悪くなったり、ご自分が嫌な思いをするより、今回ご紹介したような、カドの立たないお願い、お断りの「スキル」を身につけて、チームの保護者、指導者とうまく付き合っていくことも、子どものサッカーで親がストレスをためないための方法です。ための方法です。
渡辺由佳(わたなべ・ゆか)
フリーアナウンサー。慶應義塾大学卒業後、テレビ朝日にアナウンサーとして入社。