子育て情報『威圧的なコーチに叱られ泣く7歳の息子。抗議する勇気もありません問題』

威圧的なコーチに叱られ泣く7歳の息子。抗議する勇気もありません問題

何をされるのか?言われるのか?と警戒しながら観に行くのもストレスです。お子さんがサッカーから戻ってきたら、1対1の相手をしてあげればよいかと思います。

そして、帰宅したときは「今日は楽しかった?」と聞いてあげてください。そのときの息子さんの顔つきや様子で、おおよそ見当がつくと思います。加えて、「何点取った?」とか「試合は勝ったの?」「失点は君のミスじゃないよね?」などと結果ばかり聞かないことです。

どんなプレーをしたのか。どんな気持ちだったのか。1年生はそのくらいの振り返りで十分です。


■今現在は何か行動する必要はないが、場合によっては......

威圧的なコーチに叱られ泣く7歳の息子。抗議する勇気もありません問題

(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

「学生時代も社会に出てからも何かに抗議して変えた経験などありませんし、誰もが行動力があるわけでもない」と書かれています。

今現在、行動する必要はないかと思います。ただし、指導者に暴力をふるわれたり、人格を否定されたり、ひどい暴言で傷つけられるようなことが皆無とは限りません。

事前にさまざま調べて、息子さんとどこでサッカーをすると一番幸せかということを話し合う行動ができればよいと思います。


威圧的なコーチに叱られ泣く7歳の息子。抗議する勇気もありません問題
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。
指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
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