上手くなりたいと言うのに自主練しない。アドバイスも嫌がる息子に頭を悩ませている問題
親としては見ていてもどかしく、サッカーが好きなのかわからなくなっています。辞めることを提案しても辞めたくないと必ず言うし、頑張りたい、上手くなりたいと言うけれど自主練を嫌がったり、「アドバイスされると命令されてるみたいで嫌」と嫌がります。
自信がない中でも毎日文句ひとつ言わず練習に通い頑張っているとは思うし、昨日の自分と比べたら上手になったね!と褒めてはいますが、もっとチャレンジしなさい、考えなさい、練習しなさい、と言ってしまっているのも確かです。
関わり方がわからず最近しんどいな、と感じています。きっと本人はもっと息苦しい思いをしているかもしれません。
楽しんでプレーしている息子が見たいから、もう何も口出ししない、褒める以外は何も言わない、と決めたのですが、試合中ベンチで砂いじりをしている息子を見て叱ってしまったり、結局どうしたらいいのか頭を悩ませています。
<島沢さんからの回答>
ご相談いただき、ありがとうございます。
結論からお伝えします。
お母さんは何も悩む必要はありません。ご相談文に書かれているように「もう何も口出ししない、褒める以外は何も言わない、と決めた」を貫かれたらいいのです。
正しい道をご自分できちんと見つけています。
■口出ししない、褒める以外何も言わないの判断はとても良い
お母さんが頭を悩ませている対象は、息子さんではなく「砂いじりをしている息子を見て叱ってしまったり」する自分自身ではありませんか。仮にそれをお話ししたら、恐らく「わかってはいるけどできないんです。だから困っているんです」と言われそうな気がします。
こうすればいいとわかっているけれどできない。そんなとき、私たちはどうすればいいでしょうか。
私が提示したい対策があります。それは、お母さんが「こうすればいい」と考えた理由を深く掘り下げること。
例えば「なぜ、そうすればいいのか」。多くの「なぜ?」を考えましょう。そこが腹落ちすれば「こうしたほうがいいんだよねえ」と漠然と感じてきたものが「絶対にこうしよう」という信念に変わります。そもそも、口出ししないと決めたのは、干渉することは逆効果だと感じたからではありませんか。さらに「褒める以外は何も言わない」は否定することが、悪影響だと考えたからですよね。この手法の変更は、とても良いと思います。
信念に変えるため、やってほしいことが2つあります。