くらし情報『築90年葉山の日本家屋思い出が詰まった祖母の家をリノベして活かす』

築90年葉山の日本家屋思い出が詰まった祖母の家をリノベして活かす

目次

・祖母の家を仕事の拠点に
・書斎だった四畳半を事務所に
・暗くジメジメした部屋が生まれ変わる
・都内と葉山を行き来する
築90年葉山の日本家屋思い出が詰まった祖母の家をリノベして活かす


祖母の家を仕事の拠点に

海も山も近く、別荘地としても名高い神奈川県三浦郡葉山町。高台の一角に、大きく育った庭の木々に隠れるように平屋建ての日本家屋が建っている。古いガラスの建具を開けて出迎えてくれたのは、書籍や雑誌などのデザインを手がけるトリゴニアデザイン事務所の高橋快さん。葉山で生まれ育ち、3年ほど前から葉山を仕事の拠点にしている。

高橋さんが事務所として使っているのは、父方の祖母が生まれてから亡くなるまでずっと暮らしてきた築90年の家。「実家が同じ敷地内にあるので、小さい頃から四六時中祖母の家で過ごしていました。おばあちゃん子だったんです」と笑う。

3年前、長年勤めていた会社から独立した高橋さん。
事務所を構えるにあたり、愛着ある祖母の家の、亡くなった祖父が書斎にしていた部屋をリノベーションして使おうと思い立った。「ノートパソコンがあれば仕事はどこでもできるので。ここを拠点にすれば、おばあちゃんにも会いに来られるし、とにかく静かでいいなと思って」と振り返る。祖母やご両親に相談すると、喜んで了承してくれたそうだ。

築90年葉山の日本家屋思い出が詰まった祖母の家をリノベして活かす

大きく育った庭の木々が、築90年の平屋を囲む。
築90年葉山の日本家屋思い出が詰まった祖母の家をリノベして活かす

屋根の形に沿った勾配天井が印象的。

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