漫画の世界にも通ずる住空間リビングが外にあって、直接空を望める家で暮らす
これでたぶんこの家は面白くなると思いました」
2階から外部につくられたリビングを見る。左にダイニングキッチン。
2階からリビングを見る。左手が道路側で、1階の左手奥の部分が玄関。外部にも収納がつくられている。
玄関近くからリビングを見る。床は予算の関係で土間にしたができればタイルを敷きたかったという。
1年を通してリビングとして使用するため床下暖房にすることにはこだわった。
ダイニングキッチン側からリビングを見る。正面と右手に収納がつくられている。
奥行きの浅い収納はガラス戸になっているためどこかウインドウディスプレイの趣も。この時代の暮らしの“標本”の陳列ケースのようにも見える。
天井代わりに布をかける
この中庭=リビングに立って見上げると白い布が天井代わりにかけられているが、これをたたんでしまえば空が直接目に入ってくる。この気持ち良さは格別のもので、天窓レベルでは味わえないインパクトがある。天井代わりに布を張るというこのアイデアは高橋さん一家がキャンプ好きであることも関係があるようだ。
「家族でキャンプによく行くんですが、タープを張るのがすごく好きなんです。それで家でタープを張ったら面白いだろうなとずっと思っていました」。