漫画の世界にも通ずる住空間リビングが外にあって、直接空を望める家で暮らす
とても原始的・簡易なつくりで、日除けになりかつ風通しもあるという点が好きなのだとも。
リビングから上を見上げると屋根がなく空を直接望むことができる。
キャンプのタープのように日差しと雨を防ぐための布を梁の後ろに収納。
屋根代わりの布を張るロープや金具などの道具は高橋さんが購入して据え付けた。
屋根代わりの布を収納するとリビングの空気感が一変する。
リビングにいながらにして空を直接眺められる気持ちの良さはキャンプで味わう戸外の気持ちの良さと通ずる。「これだけ開口が広く取れると戸外の気持ち良さを満喫できるので、この家ができてからキャンプに行く気が起きないんですよ。なぜわざわざそんな過酷な環境のところにまで出掛けて行かないといけないのかと(笑)」
「外部につくられたリビング」ということでは暑さ、寒さが大丈夫なのか気になるところだが、「真冬は夜風が吹いたりするとちょっときついですが、陽が射している昼間は結構過ごしやすい」という。また「夏は上に布を張ってエアコンをかければリビングでもまったく暑くない」とのこと。
リビングとダイニングキッチンが違和感なく連続・一体化しているが、片方が屋外でもう片方が屋内であることから他では味わえない不思議な感覚をおぼえる。