可能性が広がるこだわりを受け継いだリノベーション住宅の暮らし
前の住人による手作りの照明。ホームセンターで部品を集めて作ったという。
庭には梅や金木犀、椿が植えられている。生活に庭仕事が加わったことで、以前より季節の移ろいを感じられるようになった。
お気に入りの家具とともに
この家の築年数は40年以上だが、前の住人によって床は張り替えられており、ほとんどの窓が二重サッシになっている。照明や冷蔵庫、エアコン等も残していってくれたため、住むにあたって、改修をしたのはトイレのみ。
「元々、住みやすくリノベーションされていたから、ほとんど自分たちはいじっていないんです。手を入れたのは、階段や2階廊下の壁をDIYで漆喰にしたくらい」と大介さん。すでに自分たちの好みに近く、ベースがある程度出来上がっていたことも購入の決めてのひとつだった。「持っていたアンティークの家具や民芸品の雰囲気がこの家にしっくりきた」と話すのは菜穂子さん。
「家具を、これはここかな?と配置するのが楽しかったです」と笑う。お気に入りの家具や民芸品が飾られるダイニングルームは、小林ご夫妻にとって特にお気に入りの場所となっている。
和室の名残を残してリノベーションされたダイニング。ちょうど良いほの暗さと、窓越しに見える庭の緑がお気に入り。