都心の店舗併用住宅神楽坂の路地裏でお茶の愉しみを伝える
この大きさを生かして、和菓子づくり体験などワークショップの場としても使っているそうだ。
また、マーブル模様が入ったヘキサゴンタイルの床もご主人のこだわり。「タイルショップを何軒も回って気に入ったものを見つけました」と塚田さん。1階の店舗は土間と畳、2階のリビングはフローリング、3階のダイニングキッチンはタイルと床の素材がすべて異なることも、階ごとに雰囲気の異なる空間を生み出している要因だろう。
3階のダイニングキッチン。スタイリッシュなキッチンと床のヘキサゴンタイル、障子が絶妙な組み合わせ。
大きなキッチンは、ふだんの食事だけでなく、お客様を招いたワークショップやデモンストレーションの場としても活用。
開口部の障子は、上部を摺り下げれば視線を遮りながら採光ができる。
人懐こくてかわいい4歳の愛犬ウールちゃん。
圧迫感のない軽やかな印象の階段。
気楽にお茶を愉しむ場に
お店をオープンしてからもうすぐ1年。静かな和の空間で、落ち着いてお茶を愉しめる「神楽坂和茶」は、知る人ぞ知る存在に。茶室の畳の上でお抹茶と上生菓子をいただいたり、テーブル席で和紅茶と甘麹のスイーツを味わったり、訪れるお客さまは思い思いの時間をゆったりと過ごす。