家族がほどよくつながる多目的な高床と空庭をもつ職住一体の住まい
と奥さま。床暖房も入っている。
リビングの下はすべて収納になっている。使用頻度が少ないものは奥に入れるなど工夫が見られる。床座はデスクスペースにもなる。
キッチン側に大きめの引き出しが2つ。頻繁に使用するものを中心に収納している。一時保管場所としても便利。
引き出しを外すと奥のワークスペースまでつながる。トンネル状になり、子どもたちの格好の遊び場に。
空の眺めを日常に取り込む
「以前の家では、中庭を眺めながら暮らしていたので、今回も周囲からの視線を気にせず、空を感じて暮らしたいというのがありましたね」と話す幸典さん。
その要望は、屋根の一部をくり抜くようにして設けた広いルーフテラスにより叶えられた。
高さ制限ぎりぎりまで上げた天井高は5m。
テラスに面した大きなガラス窓にはカーテンやブラインドは一切つけず、大開口からたっぷり入る自然光を楽しんでいる。周囲の家が目に入ることなく空へと視界が広がり、光や雲の動き、季節の移ろいを感じられる空間となった。
「キッチンに立ってリビングを見ると、家族の様子とともに空が視界に入り、気持ちいいですね」と奥さま。
最もお気に入りの場所というキッチンは、奥さまの憧れのブランド『クッチーナ』を設置。