庭と一体となる暮らしランドスケープに溶け込むハーフビルドの箱
壁にはイタリアから輸入した大理石をDIYであしらった。
「キッチンの窓から庭の景色を眺めるのが好きなんです」。
というのはアメリカ出身のメアリーさん。フランス、ニースで活動していた石川さんと出会い、結婚。南仏のアトリエのように光と緑に包まれたこの家で、双子の長女サフラン(蒼)ちゃん、次女インディゴ(藍)ちゃんとともに、ここでの暮らしを楽しんでいる。
階段下の空間を利用してペレットストーブを設置。木質ペレットを燃料とするため、エコ暖房として注目されている。ソーラーパネルの設備も備え、エコロジーな暮らしを追求。
ダイニングキッチンも庭続きの土間に。テーブルは天板にカットした脚を組み合わせて作ったもので、今後はより大きいものに作り変える予定。
大理石、モルタル、クルミの木の異素材がミックスされたキッチン。右手の食器棚もDIYで。
窓越しのグリーンが美しいキッチンで。
ガラスの床を介して、2階の気配も感じられる。
1階の奥にあるアトリエでは、メアリーさんが教室を開いたり、子供たちが遊んだり。
1階のバスルームは、モルタルを使ったシンプルで清潔感のある空間。洗面台も造作。
ハリー・ベルトイアのワイヤーチェアーは、メアリーさんがかつてアメリカで使っていたもの。