ガラスのブリッジが光を運ぶ大きな吹き抜けを中心に温かな空気が回遊
という須藤さんのルールが生きているから。
「家を建てる前に住んでいたところは、押し入れが狭くて。戸建てを建てたら何とかしたい、というのがありました。庭があって物置を置けるわけでもないので、掃除道具や工具、生活必需品などすべてを収められる“シューズクローゼット”をリクエストしました」。
玄関からもリビングにつながった廊下からも入れるよう動線を考えたストレージが、特に役立っているそうだ。
床材はサクラの無垢を採用。エアコンも見えないように目隠しされている。
白い空間にインテリアでアクセントを。塗り壁に見えるよう極力薄い壁紙を選び、職人の技で施工。
開口の位置に工夫が凝らされた和室。黒い壁紙が印象的。
「モノを置かない」ことに徹したダイニング。テーブル上は常に最低限のモノのみ。
外からの視線を遮りながら、明るさで包んでくれるリビング。
キッチン奥に家事ルームを希望
「お料理をしながら、家族とコミュニケーションがとれるので、キッチンは対面式を希望しました」。
キッチン台の前にはカウンターを造作。毎日帰宅の遅い夫が夕飯をとるのに、サーブしやすくて便利なのだそう。また、キッチンまわりでの作業が多い須藤さんにとって、大事なのがキッチンの奥にある“家事ルーム”。