染織作家の家1階は土間のアトリエ、見晴らしのいいリビングを3階に
光の美しい家に仕上がった。
アトリエの正面の棚の下段には、作家の作品を並べる。
「間合いを大切にしながら飾っています。時々レイアウトを入れ替え、楽しんでいます」
一方で、使い勝手のよい動線や収納にもこだわっている。
ウォークスルークローゼットはグルリと回遊できるように設計され、予め何を収納するか決めて作った棚はピッタリと無駄なくモノを収納できる。
壁に飾られているのはカシミアを使い立体的に織られた作品。
アーチ状の開口部の奥が仕事場。手前のアームチェアはフィン・ユールの「No.45」。
左官の壁と木のバランスがとても美しい。
作業台は壁付に。棚の間に玄関を伺える小窓をつけた。
作業場の奥には染色に使うコンロとシンク、染めた糸を干すバーを設置。
少しだけグレーを混ぜた左官の壁。オークの床材は、土足で歩く部分は荒目、靴を脱いで上がる段から目を整えている。
ウォークスルークローゼットはグルリと回遊できるようになっている。2階へ上がる階段の手前で靴を脱ぐ。
見晴らしのいい3階リビング
3階は広々としたワンルームのリビング&ダイニングキッチン。
周囲は2階建ての建物が多い住宅街のため、屋根越しに視界が開ける。