32㎡の仮の住まい 狭さが気になったら増築すればいい
夏にはテラスの上にテントを張ってキャンプをすることも。
祖母の家側から見た加藤邸。手前側に増築してもいいかなと考えている。
住みはじめて3年ほど。住み心地はいいが「広いとはまったく思わないですよ。やっぱり狭いです」と加藤さん。でも「窮屈でどうしようもないとはまったく思っていない。期間限定で考えているから何かあれば増築すればいい」と話す。
「設計者なのでいつでも図面は描けるので、狭さが今よりも気になったら広げればいいと思っています。フックとかを必要なったら付けるのと同じように、ほしくなったら建てればいいじゃないかという気持ちでいるんです」。この気軽ともいえる構えがこの家を「窮屈」と感じさせないひとつの秘訣にもなっているのだろう。
加藤邸
設計N.A.O|ナオ
所在地神奈川県秦野市
構造木造
規模地上1階
延床面積約32㎡