2017年9月20日 18:30
セミヌードで世間を賑わせた元グラドルが提言「いまの保育に異議あり!」
保育園を作りたいと決意した筆者・小阪。よりよい保育園とはどんなものなのかと思案を巡らせた結果、小阪が導き出したのは3つ。ひとつめは保育者と保護者の連携がよく取れる園、ふたつめは……。
文・小阪有花
【グラドルから保育園へ】
vol. 73
ひとりひとりと向き合える保育園を
私が保育園を作りたい理由の2つめは、ひとりひとりとちゃんと向き合える保育園を作りたい、という強い思いだった。個人と接する時間を持てる保育環境を、本当の意味で意識したいと思っていたからだ。よく、保育園のHPに記載されている言葉の代表のひとつとしてあるのが、「ひとりひとりの個性を尊重します」とのフレーズ。決まり文句のように書いてある言葉だが、正直、保育園でそれぞれの個性を尊重なんて、現実的に考えれば不可能だ。
保育園は基本、生活習慣を身につけさせ、集団行動を通して社会を知る場でもある。
保護者にとっては、子どもを預ける場所と認識しているだろうが、子どもにとっては保育園は初めての社会現場なのだ。その社会現場で何が行われているかというと、生活の基礎を教えると同時にみなが同じリズムで生活できるように仕込まれている。仕込まれているという言い方はあまりよく聞こえないかもしれないが、子どもの安心安全を最優先し、また子どもたちが自分の命を守れるように育てるには、みなが同じ行動をし、基礎を身につけさせることはとても大切である。