2017年9月20日 18:30
セミヌードで世間を賑わせた元グラドルが提言「いまの保育に異議あり!」
結局は成長がはやいものが優秀とされている
しかし、この年齢の子どもたちの成長は、1か月で成人の10年ぶんに値するといわれている。よって、個人の差は出てきて当然。身につくものが早い子もいれば、遅い子もいる。学年は同じでも、生まれた月齢の差は能力の差に大きく響く。それでも、子どもたちは同じように生活習慣を身につけるよう促されてしまう。この年齢は、これくらいはできないといけない。この年代は、ここまでしてもらわないと次にこれができないなど、個性を尊重するといいながらも、集団行動をしている以上、各個人のペースは尊重できないのが現実である。
私は、保育園の「ひとりひとり」という謳い文句にずっと不快感を感じていた。
保育園は、働く親にとってはありがたい場所であり、子どもたちにとっても、お友だちと会えて、いろいろな発見があって楽しい場所ではある。しかし、「ひとりひとりの個性と向き合う」に関しては、異なる場所だと強く感じ、疑問ばかり浮かんでいた。個性を尊重するといいながら、結局成長が早いものが優秀とされていることに納得いかない。本当の意味で、子どもと向き合う保育園を作ろうと考えた。
こさかゆか/保育園プロデューサー
リバイバルミーティング代表。