2017年11月13日 11:00
布袋寅泰がロンドンで「あちゃー(笑)」と同時にニンマリしたこと
「うん、若いときは喜怒哀楽のすべての感情のメーターが振り切れるほど、起伏が激しかったですね(笑)。それはサウンドを作る上で、すごく重要だったんです。いまも音楽に関してはメーターが下がったわけではないんですよ。なんだろう、表現者としては何も失っていないんだけど、経験によってものを見つめる力が出てきたり、それを味わう能力、一瞬で答えを出す判断力や、もう一度自分に問い直して修正するとか、そんな力が身についてきたと思う。かたや人間的には、若いとき最も嫌いだった言葉“円くなった”そのものですね。もう、まん円です(笑)。でも人間円くなるって、こんなに気持ちいいんだって、日々実感しています」
ほてい・ともやす1962年2月1日生まれ。ロックシーンへ大きな影響を与えた伝説的バンドBOOWYのギタリストとしてデビューし、1988年『GUITARHYTHM』でソロデビュー。
代表曲『BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY』が映画『KILL BILL』のメインテーマになり、世界的な評価を受ける。一昨年より海外レーベルと契約し、インターナショナルアルバムもリリースするほか、海外公演も積極的に行う。