2018年1月11日 18:30
会社を辞めて、こうなった。【第61話】 40歳のバツイチ女と30歳の既婚女、どっちがいい?
一緒に探すよ」。
ひとしきり一緒に探し回ったけれど、鍵は見つかりません。すると、エムが「父さんに電話して、スペアキーを持ってきてもらおう!」と言うのです。えー、そんなことで日曜日にくつろいでいるお父さんを呼び出すの? で、お父さん。1時間もかけて、そんなことのために即来てくれちゃうの?? 「いいんだよ、これって父さんのメンツを立ててるんだよ。『お父さん、ありがとうございます。助かりますー』って女の子の前で息子が頭を下げたら、それって彼の顔がすごく立つことだからね」。私の常識では考えられない、ドラ息子っぷりにあっけに取られて気づきませんでしたが、結果1時間後、お父さんに「はじめまして、アヤです」とご挨拶する流れに。
緊急事態。お父さんにご挨拶。
お父さんはものすごくびっくりした顔をしています。そうだ、きっと。息子がこんな年増の女とハングアウトしていることに驚いているんだ! 起こるべく惨事を察知し、エムに「『彼女は単に一緒の瞑想をプラクティスしている人で、1年半したらアメリカに滞在するためのビザが切れて日本に帰るんだ』って重々説明しておいてね」と伝え、その事態について「再び緊急事態です」と今度は小学生時代の同級生にうろたえながらLINEしたら、「シンプルに重いよ」