2018年1月18日 20:10
松坂桃李と斎藤工が絶賛した『パディントン2』の名セリフとは?
斎藤さん
実は新作『孤狼の血』の試写で広島弁のギラギラした松坂さんを拝見した翌日にパディントンとしての松坂さんの声を聞いたので、「とんでもないプレーヤーだな」と思っていました。松坂さんこそヒュー・グラント的じゃないですけど、松坂桃李というイメージを軸にこんなに振れるんだということを僕は誰よりも感じたんです。
本当に好青年で、まっすぐな松坂さんの奥にある知性と品性は、パディントンと重なる部分がたくさんあるので、適役だと思います。だから、そこを邪魔しないようにしなきゃいけないなというのもありました。
俳優という仕事に対して真摯に向き合い、つねに高みを目指しているおふたりですが、劇中では「俳優とは世界一嘘つきな人種だ」というドキッとするようなセリフも。
このセリフを聞いたときはどう感じましたか?
松坂さん
「いいこと言うなあ」と思いましたね(笑)。俳優は周りに嘘をつかなきゃいけないんですけど、作品に入るにあたっては、自分にも嘘をつかなきゃいけないので。つまり、自分本来の考え方や持っている物差しというものを全部取っ払って、「この作品ではこうだから」というふうに自分に嘘をつけるかというのはとても大事なことなんです。