2018年7月18日 17:30
衝撃映像に興奮! 映画『クレイジー・フォー・マウンテン』が限界に挑む
という気持ちが徐々に芽生えていったというほうが正しいわね。というのも、若いときは世界中のいろいろなところを旅しながら写真を撮るのが好きだったから。
でも、最初は映画とは関係ないビジネスの世界で働いていたんだけど、あるとき映画を制作するコンペみたいなものに応募する機会あって、それにチャレンジしてみたの。そしたら、「これまでの私のスキルを全部合わせると、映画がぴったりなんだ」とピンときて、それ以降いまの道をきわめてがんばっているというわけよ。
―実際に映画の世界に飛び込んでみていかがでしたか?
監督
映画監督というのは、いろいろな分野が絡んできているので、音楽や音響、物語を伝える力や感情表現、それからコミュニケーション能力というのがすごく大事よね。あとはその場その場ですぐに判断していかないといけないことも求められているんだけど、そういう部分も含めて、私に向いているかもというふうに思えたのは大きかったわ。
立ちはだかる女性ならではの困難!
―とはいえ、まだまだ男性社会の映画業界で、女性だからこそ問題にぶつかったことはありませんか?
監督
若いころは自分の性別を意識するということはなかったんだけど、山に登るようになってから撮影隊のなかで女性は私ひとりだけだったから、感じずにはいられなかったわ。