2018年11月16日 16:30
『人魚の眠る家』の篠原涼子「家族を言い訳にも犠牲にもしたくない」
篠原さん
そういうふうによく聞かれるんですが、私がバランスを取らなくても、家族がバランスを取ってくれているんです。もちろん、家族と意見が食い違うこともありますけど、それを家族が乗り越えて助けてくれているからこそ、私は仕事ができていると思っています。―では、家庭を持ってからの仕事への向き合い方も変わってきているのでしょうか?
篠原さん
そこはあまり変わってないかもしれないですね。というのも、自分のなかで決めていたのは、結婚しても子どもができても、仕事を犠牲にしたくないということ。ただ、家族のせいでこういう仕事ができなくなったというのも嫌なので、そこは言い訳にも犠牲にもしたくないところですね。すべて自分の責任で前向きに取り組みたいので、そういう意味でも昔から変わっていないと思います。
―女性読者のなかには、篠原さんのようにステキに歳を重ねていきたいと目標にしている人も多いのですが、20代、30代はどのような意識で過ごされていましたか?
篠原さん
偽善的な答えになってしまうかもしれないですが、いつも周りに盛り上げてもらいながら笑って過ごしていたので、笑顔に包まれるようには意識していたと思います。