2018年11月23日 19:20
池松壮亮「20代はこんなはずじゃなかった」いま伝えたい思いとは?
それにプラスして、20代でやるべきだったことを次の年代には持ち込みたくないので、30代では時代と手を組みながらやるべき役や作品をやっていかないといけないとは思っています。
―具体的に挑戦したいこともありますか?
池松さん
何か具体的に決められたらいいんですが、コロコロ変わったりもするので、まずは一生懸命生きていこうかなという感じです。
―10代で映画と出会い、いまにいたっていますが、どうして好きなものを早く見つけられたと思いますか?
池松さん
本当は僕は小さい頃から野球選手になりたかったんですけど、自分の能力を信じられなくなって、そのときやっていた俳優をやることにしました。それは、目の前にあった可能性を信じただけであって、その可能性が見いだせなくなったらやめるかもしれないですね。
というか、なりたいものになれてるのなんてイチローさんくらいじゃないですか(笑)?僕は「俳優になりたい」と思ったことはありませんでしたが、そのなかで続けてこられたのは、俳優としてやれることの可能性を信じているからだと思います。つまり、「この顔とこの思考で生まれた自分を一回信じてみる」みたいなことです。