くらし情報『“女性軽視”問題に哲学、政治まで…本のプロが教える“知性を磨く本”5冊』

2019年4月15日 19:00

“女性軽視”問題に哲学、政治まで…本のプロが教える“知性を磨く本”5冊

たとえば、キルケゴールは奇抜な格好のファッションを例にとって、主体的真理と客観的真理を説明するため、自分が好きな服を着るのか、流行の服を着るのかを問います。そうしたごく身近な選択が“どう生きたいか”という哲学的思考に繋がっていく過程が刺激的です」

実存主義哲学の入門エンタメ小説。バイト帰りの女子高生が、京都の哲学の道でニーチェに出会う。その日を境に、次々と哲学者が現れ、生きる意味を教える。ダイヤモンド社1400円

瀧井朝世さんおすすめ
『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(小川たまか)
セクハラ、痴漢やレイプなどの性暴力、ジェンダー格差。女性を取り巻く問題とそれに反応する人々に正面から向き合い、Webを中心に発信してきたライターの記録。タバブックス1600円

「一見、何でもないCMににじみ出る女性蔑視など、日常に潜む様々な差別に対する自分の眼を再検証させられました。
とはいっても、背伸びしない率直な言葉で綴られています。なので、炎上した広告や人の言動などがなぜNGで、自分が不快と感じたのか、自分の中で考えがクリアになって、どんどん新たな気づきへと導かれていきます」

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