「大変申し訳ございません。~の件で納期を××日にしていただくことは可能でしょうか。~のような状況で、予定通りの納品が難しくなってしまいました」
同僚の問題点を上司に報告する不満や批判の気持ちが入ると“告げ口”になる恐れが。
「業務上、同僚に問題点が見られた場合は、それを事実として上司に共有するのは当然。重要なのは、余計な感情を含めないこと。感情的になり、同僚を責める気持ちが入ると、それは報告ではなく“告げ口”に。そうなると、自分自身の印象も悪くなってしまう。冷静に情報共有することを意識して、今後の対策も伝えられるとベター」
【例文】
×「さんがきちんと引き継ぎをしてなくて、そのせいで私、昨日も定時に帰れなかったんです。
こういうとき普通××しますよね?おかしくないですか?」
「さんの~の件が十分引き継ぎできていないようで、私の仕事に影響が出ています。恐れ入りますが、さんにその旨をご指摘いただけないでしょうか」
同僚のミスを注意する「~してはダメ」より「~するとよい」のほうが相手に響く。
「一方的に持論をぶつけると、押しつけや決めつけと受け止められてしまう恐れがあります。否定されたことで萎縮したり反発する人もいるので、誰かに注意をするうえで肝心なのは、否定をするのではなく、『こうするともっとよくなるよ』と提案すること。