2019年4月26日 19:30
学校に行かずに自宅で教育って? 風変わりな親子関係を描いた注目作
僕自身は学生時代に何回も転校しなければならなくて、すごく大変だったけど、それはリアムがはじめて公立の学校に行ったときの大変さと重なる部分があったんじゃないかな。―監督も学生時代は、リアムのようなキャラクターだったのか、それとも本作に登場するちょっと悪いタイプの学生だったのか、いかがですか?
監督僕もオタクっぽいところがあったから、リアムみたいな感じだったかもしれないね。ただ、共感という意味では、いま娘が2人いるので、クレアのように過保護でつねに子どもを監視する「ヘリコプターペアレント」の気持ちのほうがよく理解できたよ。
抑えなきゃと思うんだけど、つい口出ししすぎてしまうときもあるんだよね……。そんな風にリアムとクレアの両方に共感しながら、リアルなキャラクターを作り上げていくことができたんじゃないかな。
―ちなみに、娘さんが自宅教育を望んだら、何と答えますか?
監督「それは絶対にダメ!学校に行け」と言うと思うよ(笑)。というのも、子どもが学校に行くと、脚本や仕事に集中することができて、正直少しホッとすることもあるからね。
―では、娘さんが女優や映画監督になりたいと言ったら、どうしますか?
監督子どもには好きなことをして、幸せでいて欲しいから、応援したいと思うよ!それに、いまなら自分が苦労して手に入れた人脈やノウハウを教えてあげることもできるからね。