2019年4月26日 19:30
学校に行かずに自宅で教育って? 風変わりな親子関係を描いた注目作
ちなみに、長女はすでにバンクーバーでトップのエージェントから声がかかって、実はコマーシャルに声を吹き込む仕事をしたりもしているんだ。この業界においてなら、僕も娘にとっていい “先生” になれるんじゃないかな。
自分の親子関係はまったく違うものだった
―劇中では「10代の反抗」というテーマも取り上げられていますが、監督が思春期に実際にしたことはありますか?
監督多少は反抗期もあったけれど、目立った反抗はしていなかったと思うよ。というのも、実は僕も母子家庭で、4人兄弟だったから、どちらかというとお母さんを手伝おうとがんばっていたほうが強かったのかもしれないね。
―では、リアムとクレアのように、親子だけど、友達であり、恋人のようでもあるような関係性ではなかったですか?
監督そうだね、まったく違うものだったかな。もちろん、劇中の2人みたいに親子で一緒にマリファナを吸ったこともないしね(笑)。特に、僕のお母さんは看護師だったし、家族には医者や弁護士が多かったこともあって、ドラッグやアルコールには反対しているような家系だったというのもあるかな。
―本作ではリアムにとって運命的な初恋が描かれていますが、監督にも影響を与えるような女性との出会いはありましたか?
監督僕は転校するたびに、いろいろな女の子を好きになってきたので答えるのが難しいけど、たくさんの人を愛していいんじゃないかな(笑)。