2019年5月11日 18:20
FC東京・大森晃太郎「母は、僕を怒りたくても怒れなかったと思う」
ーーサッカーのどんなところが魅力なのでしょうか。
大森選手 野球などいろいろなスポーツもやってみたのですが、ずっと動いているのが好きだからサッカーがいいのかなと思います。僕の持ち味はドリブル。昔はなるべくドリブルで相手を抜きたいと思っていましたが、最近はパスをすれば楽やということを覚えました(笑)。あと気持ちあふれるプレーがウリです。あいつ頑張っているな、と思わせるのがうまいのかもしれません。もちろん、いつでも本気で一生懸命ですけれどね。
ジャックナイフみたいに尖ってたから、
母親は怒りたくても怒れなかった
ーーこちらの問いかけに、軽快なテンポで言葉を返してくれる大森選手。
確かに、親しみやすい方なのかも……。
大森選手 いまはかなり優しくなりましたが、昔、特に中高6年間はジャックナイフといわれるくらい荒れていたんです。あの頃があって、いまの僕がいるので、当時を否定はしませんが、とにかく頑固でしたね。周囲の声に耳を貸さず、自分の意見を絶対に曲げませんでした。人に謝ることなんかあり得なかったです。
ーー先生や、お母さんに怒られても?
大森選手 母親は、この子を怒ったら、何をするかわからない、と思っていたのかもしれません。