くらし情報『女性の脳はスポンジ素材!? 偉人達の「トンデモ女性観」を描いた絵本』

2019年7月6日 19:00

女性の脳はスポンジ素材!? 偉人達の「トンデモ女性観」を描いた絵本

もちろん、大人が読んでも面白いですよ。

三浦:今、ジェンダー小説というムーブメントがあるというより、連綿と書かれてきた歴史はあって、むしろ受け取る側の意識が変わってきたことで花開いたことが、実は一番大きいのかもしれない。

瀧井:本はいつの時代に、どう読まれるかで変わってくるものだから。読む側も意識をアップデートしていくことが大切ですよね。

『82年生まれ、キム・ジヨン』著:チョ・ナムジュ訳:斎藤真理子1500円(筑摩書房)
ある日突然、母親や友人の人格が憑依したかのように話し始めたキム・ジヨン。なぜ彼女にそんな症状が現れたのか。誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児…その人生を振り返るなかで、読者は女性の人生に立ちはだかる困難や差別を目の当たりにする。圧倒的な共感と反発が、今日のジェンダー観を浮き彫りにした問題作。


『問題だらけの女性たち』著:ジャッキー・フレミング訳:松田青子1200円(河出書房新社)
女性の脳は男性より小さい、深く考える女性の生殖器はダメになる…。19世紀ヴィクトリア朝の“トンデモ女性観”を、イギリスらしい皮肉とユーモアで綴った絵本。ルソー、ダーウィン、ピカソ、クーベルタンなど偉人が続々登場するのも二重の驚き。

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