くらし情報『萩尾望都「なんとか痛みをかわしたい…」創作の原動力を明かす』

2019年7月29日 18:20

萩尾望都「なんとか痛みをかわしたい…」創作の原動力を明かす

私には現実世界のいろいろな違和感とか不条理さというものが痛いのです。なんとかその痛みをかわしたい、緩和したいという思いがあるので、創作のほうに走っているのだと思います。

少女のような笑顔で…

1時間ちょっとのイベントを取材しただけですが、萩尾先生ご本人の魅力に圧倒されました。常に穏やかで物腰が柔らかく、たくさんのユーモアを交えながらご自身の50年を振り返り、また宝塚の話をされるときは少女のように目をキラキラさせ、仙名さんとトークを楽しんでいました。

最後に、萩尾作品といえば“美少年”ということで、先生に「少女時代に好きだった美少年アイドルはいましたか?」とお聞きしてみたところ、「ウィーン少年合唱団が大好き。幻想の世界から抜け出してきたようなのよね!」と再び少女のような笑顔で答えてくださいました。

往年の萩尾ファンも、まだ作品に触れたことがない人も、まずはこの展覧会で先生の生原画に触れてみてください。きっと、作品を読みたくなると思います。
会期は8月6日(火)まで。

Information

会期:~8月6日(火) ※8月4日(日)は19:30まで
時間:10:00 ~ 20:00※最終日17:00閉場。

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