2019年11月6日 20:30
「ゆるくつながる」居場所を求めて…箕輪厚介の今どきの“絆”
それにネット上である程度会話をしておけば、実際に会った時は仲のいい状態でスタートできます。むしろデジタルネイティブ世代は、何も知らないまま会うのは怖いと思っている。まずはネットで、次にリアルでつながるのが今どきの形のような気がします」(箕輪さん)
絆のチカラ1
いつの時代も変わらず人が絆を求めるのは、それが本能だから。
そもそも人はなぜ、絆を求めるのだろう。心理学が専門の晴香葉子さんによると、人間が生まれ育つ過程と深い関わりがあるのだという。
「人は赤ちゃんの時に誰かに育ててもらえないと、生きていけません。つまり人生は、保育者と絆を結ぶところからスタートしています。そんな絆は保育者をベースとしながらも、成長とともに変化し、友達や学校の先生、やがて恋愛など、さまざまな環境で絆を求めるように。
これは本能に基づく欲求で、あまり気づいていない人もいるかもしれませんが、誰の心にもあるものです。そして、個人差はありますが、相手と理解し合えている、信頼できると思えた時、絆を感じられます」
絆のチカラ2
絆があれば、人はがんばれるし、強くもなれる。
絆は、私たちの心に、さまざまなプラスの作用をもたらしてくれる。