2019年11月28日 20:20
話題作の女性監督が現場の性差別を吐露 「私が男なら絶対されなかった」
そして、内容に共感して、私のことを信じてくれた16人の方たちがそれぞれ出資してくれることとなりました。そうやって、資金を集めていきましたが、そんなときに私を一番支えてくれたのは、私の夫です。
―妻の夢を全力で応援してくれる旦那さんというのは、とても素敵ですね!
監督ただし、彼は仕事に対しては厳しい人なので、優しい言葉をかけてくれるというわけではありません(笑)。それでも私があきらめようとすると、すごくポジティブな意見をくれたり、いろいろなアドバイスをくれたりしました。
あとは、出資をしてくれた会計士や弁護士の方々も彼が紹介してくれたのですが、一緒に食事をするときなどに「うちの妻は、いますごくおもしろい映画を作っているので、話を聞いてみませんか?」というふうに、きっかけを作ってくれたのです。
―では、完成した作品を見て、旦那さんも喜ばれたのではないでしょうか?
監督それよりも、「もうアニメはやめなさい」と言われました(笑)。なぜなら、台湾ではアニメのほうが実写よりも何倍も大変ですから。実際、私はストレスから2年前に倒れたこともありました。
そういったこともあって、「次は実写映画を作ってくださいね」