2019年12月4日 20:40
冷えの原因はストレス、そして…冬に気をつけたい“負のループ”
交感神経は血管を収縮させる働きがあるので、長期間この状態が続くと全身の血管や筋肉が収縮して血流が悪くなります。その結果、冷えの症状が現れるのです。とくに手足の血管は細く循環が悪いため、最初に冷えの症状が見られるのが手や足の末端です」
ただ単純に冬の寒さで手足が冷えているのであれば、暖かい室内に入って30分ほどで元に戻る。いつまでも手足が冷たいままなら、それはストレスによる冷え。
「また、ストレス冷えが半年、1年と続くと今度は内臓の血流も悪くなってきます。子宮や卵巣などの女性器と脚腰を支配しているのは同じ神経。だから腰や下腹部など体の中心に冷えの症状が現れます。これは本来40代くらいの女性に見られる冷えですが、若い女性でもストレスによって生理不順などが続くと、このような内臓冷えが見られることも」
放っておくと婦人科系のトラブルに陥るリスクもあるとか。
たかが冷え?されど冷え!
ストレス冷えが高じると、やがて肌のカサつきや炎症に繋がる。
冷えが交感神経の過剰反応だとしたら、乾燥の原因は副交感神経が優位になりすぎることにある。
「今のストレス社会では7~8割くらいの人は交感神経が優位なタイプ。