2020年2月28日 20:40
「不登校だった私も変われた」鎌滝えりが女優になって伝えたい思い
でも、こういう時代だからこそ、こういったテーマに関わることには意味があると思っています。
役者の自分にしかできない責任を感じた
―この作品を経て、ニュースの見方や思いに変化もあったのでは?
鎌滝さんもともと関心があって、自分なりに考えていたことなので、そこで変わったというのはありませんでした。いじめや虐待といったものをなくすのは簡単な話ではありませんが、そういった状況から脱出して強く生きていこうとしている人はたくさんいますから。
でも、そういう役を演じる立場にいるのであれば、役者の自分にしかできないことに責任を持ちたいという意識は、この作品に関わったことで、より強くなったと思います。
―それによって、役者になった理由もより明確になったということでしょうか。
鎌滝さんそうですね、すごく明確になりました。自分の役者人生において、早い段階でこういった役を演じることができたのは、すごく意味のあることだと改めて感じています。
実際にこういうことはたくさん起きていることだと思うので、若い人や同じような思いをしている方が観てくださったらうれしいですし、この作品が持っているメッセージを多くの方に伝えたいです。