(澤)
「最初にデモを聴いたとき、めっちゃいい曲だなぁと、即座に感じました。だからドラムはこう叩こうと考える必要もないぐらいナチュラルにプレイできましたね」(岡本)
「僕は去年、ドラマの中のバンド“little voice”として出演したときの感じを思い出しました。渡辺が書いた曲を気負いなく演奏でき、この『グッバイ』に繋がったなぁ、と感じます」(宮田)
ドラマとは、NHK朝ドラの『まれ』。劇中歌の『涙のふたり/また会おう―バンドver―』の2曲は、彼らが最も大事にしている部分がてらいなく伝わる名曲だった。
「“little voice”は、今後やろうとしてたことを試すきっかけになりました。最初の脚本ではデスメタルのバンドやったんですよ。それで『僕らはデスできません』と言って(笑)。ちゃんと歌詞を届けたいので、フォーキーなバンドになったんです。
『グッバイ』も伝えたいことはたくさんあったけど、余計なものを省き、簡単な言葉だけどすごく大事で、スーッと入ってくるような歌詞にしました」(渡辺)
CDリリースはしばらく途切れつつも、ドラマ出演の他、渡辺さんは俳優だけでなく映画監督にもチャレンジ。