2020年11月10日 18:40
宮野真守「いつも櫻井孝宏さんが立ちはだかる」本気で戦った心境を語る
―具体的にどのあたりにそういったものを感じたのでしょうか?
宮野さん日本人になじみのあるルックであることやキャラクターデザインの方向性などを含めて、日本のアニメーションとすごくシンパシーを感じるんですよね。映像だけではなく、声優さんたちのお芝居も素晴らしかったので、お互いにいい影響を与え合えているのかなと思いました。
日本のアニメーションの魅力がどんどん発信できているからこそ、海外でも新たなエンタメが生まれているところもあるんじゃないかなと。そうだとすれば、すごく感動的なことですよね。
映像から作っている人たちの気合を感じた
一では、一観客として、心をつかまれたシーンがあれば教えてください。
宮野さんアクションシーンがすごかったですね。これだけの迫力を手描きのアニメーションで出せるというのは本当に大変な作業ですから。そこに、この作品を作っている人たちの気合いを感じました。
あと、物語のテーマとして自然と人間の共存の難しさなど、普遍的なものを描いていますが、現代の世の中に照らし合わせてみても無視できない問題。それをこの特殊な世界観で描き、しかもエンタメとして人々の心に残る作品にしているのはすごいなと。