2020年11月12日 19:50
岡田健史「綾野剛さんとの出会いは初日から衝撃の連続」転機の瞬間を語る
そういったこともあって、事前に刑事とはどういうもので、警察の組織はどういうふうに成り立っているのか、といったいろいろな知識を自分のなかに入れて準備をしました。
ただ、撮影中はそういうことは一切考えず、大事にしたのは、綾野剛さんが演じる犬養刑事と北川景子さんが演じる高千穂刑事とどう絡むか。周りとの関係性を出すことに集中しました。あとは、説明台詞に耐えられるような対策と準備をして挑みました。
―具体的に、どのようなことをされたのでしょうか?
岡田さん説明台詞には、情報を伝える役割があるので、極力自分の感情を込めずに言う意識を持ちました。今回でいうと、被害者がどんな病気を患っていて、医者が何をしたのかということを伝えなければなりませんでした。
ただ、できあがった作品を観て、自分のレベルの低さに落胆したというか、まだまだ下手くそだなと感じたのが正直な感想です。もちろん、そのときのベストは尽くしましたが……。
とはいえ、自分がしなければいけないことも知ることができたので、それはしっかりと受け止めていきたいと思っています。
自分を客観的に見ることを当たり前にしていきたい
―この作品で学んだことが、次に刑事役を演じた『MIU404』で活かされたこともあったということでしょうか?
岡田さんそうですね。