2021年1月10日 20:10
「魔法の絨毯」が話題の川崎鷹也「弾き語りする姿を見て笑う人がいたけど…」
僕が大事にしているのは自分の感覚に嘘をつかないこと。人に左右されず、自分が信じたものを最後まで信じ切ることです。それが未来を切り拓くことにつながっている可能性はあるかもしれない。音楽の専門学校に通っていた時も、僕がアコースティックギター一本で弾き語りする姿を見て笑う人がいたけれど、絶対にスタイルを変えませんでした。時代が回り、自分のスタイルや楽曲のメッセージ性で注目を浴びることを信じていたからです。反骨心や悔しさも、音楽へのパッションになっていましたね」
川崎さんの楽曲は、自身の体験や気持ちがもとになって生まれたものばかり。
「嬉しい、悲しい、怒りなど何かしら感情が動いた時の自分のメッセージが楽曲に変わります。ほとんどの曲はメロディと歌詞が一緒に出てきているし、フルコーラスの骨組みは約30分くらいで書きます。
ただ、パッと感情が動いた瞬間は曲になるけれど、逆に、“なんでムカついたのだろう”などと考え込んでしまうと、曲にならないんですよね。書こうと思って書くことはできないんです」
誕生した楽曲の中でも多いのが、愛を歌った作品たち。「魔法の絨毯」もそのひとつだ。
「奥さんとまだ恋人同士だった時に劇団四季のミュージカル『アラジン』を観に行きました。