くらし情報『「僕はミスコンに出る」性を隠して参加した男性の結末と夢の大切さ』

2021年2月25日 20:00

「僕はミスコンに出る」性を隠して参加した男性の結末と夢の大切さ

ルーベン・アウヴェス監督

「僕はミスコンに出る」性を隠して参加した男性の結末と夢の大切さ


監督・原案・共同脚本を務めているアウヴェス監督。俳優としてもさまざまな作品に出演しており、幅広い才能を発揮している注目の存在です。そこで、作品誕生の裏側や外見を重視する社会のなかで訴えたい思いなどについて、語っていただきました。

―何年も前から、トランスジェンダーをテーマにした作品を考えていたそうですが、きっかけはどのようなことだったのでしょうか?

監督実は、私の友人で性転換した人がいたことがこの作品の出発点となりました。ただ、僕が語りたかったのは性転換についてではなく、自分探しにおける精神と身体との調和にいたる際の感情的な道のりについて。それが興味深いと思いましたし、重要でもあると感じました。

そんななかで出会ったのが、主人公のアレックスを演じてくれた“ユニセックスモデル”として活躍しているアレクサンドル・ヴェテール。彼は女性になろうとするのではなく、自分自身がどちらの性にもとらわれず、ファッションにおけるパフォーマンスにおいて、自分のなかにある女性性を前に打ち出している人です。
彼は自分でいることを幸せに思いながら女性らしい自分を生きているので、その姿をすばらしいと感じて今回の脚本を書き始めました。

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