2021年5月29日 20:10
柔く品よく麗しく、世界を魅了中! 町田啓太が今考える、演じ手の喜び。
いろんな形でお声がけいただける機会が増えたのは、本当にありがたいですね」
『チェリまほ』が多くの人の心を掴んだ理由は数々あるが、その一つは間違いなく町田さんが演じた黒沢の魅力。同期の安達清(赤楚衛二さん)へのひたむきな恋心を、視線や指先の表情など一つひとつから丁寧に浮かび上がらせ、視聴者の共感を呼んだ。演技力の確かさはこれまでも注目されるところだったが、役作りに対する研鑽は続く。
「役作りに関しては、“これが正解”というものは自分の中にはないと思っているんです。毎回、現場に行っていろいろと考えたり、試したりしながら、自分なりのやり方を模索しています。今は、演じる人物についてよく考え、そして現場でなるべく自由に演じられるように、できる限りの準備をしておく、ということを重視して役作りをしていますが、これからも試行錯誤を続ける中で、もしかしたら明日にでも全然違うやり方になっているかもしれません。よりよくするために、自分はどうするべきか。悩みがなくなる、なんてことはないですよね。
でもそんなふうに考え続けていくことで、何かしら掴めるようになっていければいいんじゃないかなって思っています」
現在は、NHKの大河ドラマ『青天を衝け』に土方歳三役で出演中。