2021年6月25日 19:30
妻子持ちの父、差別、孤独…天才彫刻家イサム・ノグチの作品に希望を感じる理由
84歳で心不全により亡くなるまで、彫刻の制作に励んでいたそうです。
希望を感じる彫刻
子どものころから日米どちらにも帰属できない孤独感に苦しみ、父親との関係も複雑で愛に飢えていたノグチ。さまざまな葛藤を抱えた彼が生み出した作品には、希望と優しさが宿っているように感じられます。
特に最後の「第3章 石の庭」では、石本来の美しさとクリエイティブを調和させたノグチ芸術の到達点が展示され、この空間にいるだけで心が洗われるような気持ちになれます。
『イサム・ノグチ発見の道』は8月29日まで開催。
参考文献:展覧会公式図録『イサム・ノグチ発見の道』
取材・文:田代わこ
Information
会期:~8月29日(日)
会場: 東京都美術館企画展示室
開室時間: 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜日※ただし、7月26日(月)、8月2日(月)、8月9日(月・休)は開室
観覧料: 日時指定券一般¥1,900、大学生・専門学生¥1,300、高校生以下無料
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