2021年7月11日 11:50
千と千尋のカオナシ役・菅原小春「子どもたちの未来になれたら」舞台化への思い
で、菅原さんの取材を行いました。
ーーご出演が決まった率直なお気持ちからお聞かせください。
いまは“最高”と“最悪”という、相反する気持ちが混ざっています。宮﨑駿さんの『千と千尋の神隠し』の世界に入れるなんてうれしくて心からやりたい反面、お仕事では絶対にやりたくない。という気持ちもあって。
でも、子どもたちが生で舞台を観ることができるのは素敵なことだから、やるからには私のすべてを捧げて、やり遂げる。と思っています。
ーーもともとジブリ作品はお好きだとうかがっていますが、映画『千と千尋の神隠し』のなかで、一番好きなシーンはありますか。
やっぱりこれですね、「えんがちょ」のシーン!湯屋のボイラー室で、釜爺と千尋がいて、その横に下働きをしているススワタリと坊ネズミがいて。坊が「えんがちょ」するときに、ススワタリが騒いで、うわってなるところがとっても素敵。あのチームワークが好きですね。ーー舞台ではカオナシ役を演じられますが、映画のカオナシはどんな印象でしたか。
ジブリ作品のなかで唯一映画館で観られたのが『千と千尋の神隠し』だったんです。カオナシは小学生だった私にとって、衝撃的で怖かったんですよね。