2021年11月3日 19:00
「日本に行きたくてしょうがないです」話題の監督ユニットが日本に注目する理由
僕が思うに、リー将軍はヒトラーのような人物でしたからね。
今回、銅像は撤去されましたが、社会がした醜い行為にきちんと直面しない限りは、いくら物理的な行動を取ったとしても、同じようなことが起きてしまうと考えています。実際、今年の1月にはトランプの支持者たちによってワシントンの連邦議会議事堂が襲撃される事件が起きました。公共の場所から銅像を撤去するかどうかではなく、人々の心のなかから憎悪が消えない限りは、これからもこういったことはずっと繰り返されることだと危惧しています。
―確かにその通りだと思います。撮影時のことについてもおうかがいしますが、レンツ監督は毎日大変で、ときには涙を流したこともあったとか。なかでも印象に残っていることは?
レンツ監督冒頭のシーンを撮っているとき、ジャネール・モネイを始めとする俳優たちの演技が素晴らしくて涙を流したことはありました。仕事としては大変なことが多かったですが、とてもやりがいのある現場でもあったので、そういう意味でのストレスはなかったです。
みんなで一緒に、目的や大義に向かっていくことができました。
最後にはものすごいカタルシスが味わえる
―映画のなかで、隠されたメッセージなど、注目すべきポイントを挙げるとすれば?
ブッシュ監督映画のなかには隠しメッセージはもちろん、過去から現代までのアメリカ文化におけるさまざまシンボルもたくさん散りばめています。